2017年1月21日土曜日

『ミッキーマウスの憂鬱』 松岡圭祐 さん著

学校図書館書籍の紹介

新潮社発行

 最初、これはドキュメンタリーそれとも自叙伝…と思いながら読み進めてゆきました。それほどリアリティ-溢れる設定です。最後のページに「この物語はフィクションです。」と小さく書いているのに笑ってしまいました。
 どこにでもいそうな平凡、でも夢を持ち続けようとする主人公が、冷めてしまった周りの人々の心を少しずつ熱くしてゆきます。初出勤からわずか3日間のドラマですが、そこにあらゆる出来事が濃縮されていて、ずっと読み続けたくなる小説です。


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