学校図書館書籍の紹介 発行所:(株)集英社インターナショナル
著者はコメンテーターとしてテレビにもたびたび出演している国際関係、国際法の専門家です。「日本と韓国は必ず仲良くなれる、仲良くしなければならない」と考えている数少ない著名人です。
前回紹介した『風に舞う一葉 身近な日韓友好のすすめ』に比べると、この書籍は23編の「評論」を集めたものなので、少し難しいところがあると思います。また、両国の政治家の発言や日韓の歴史も深く分析し、さらに「和解のためには双方のたゆまぬ努力が必要」と強調しているために、日本人としては重いかもしれません。
「これから何をすべきなのか」が端々に表れ、決して楽しい内容ではありませんが、韓国の人々の思いと、なぜ「このような行動を起こすのか。」を少しだけですが理解できるように感じました。もちろん日本人だけに努力を強要するものではなく、韓国に人々にもより一層の努力が必要だと語っています。
韓国が好き嫌いにかかわらず、特にこれから日韓友好を担う若い方にはぜひ読んでもらいたい書籍です。
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