2016年2月4日木曜日

2月8日もお正月

韓国では2月8日もお正月(ソルラル)

日本では、多くの人が新暦(グレゴリオ暦)の1月1日をお正月としてお祝いしますが、韓国や中国、ベトナムなどでは、旧暦の1月1日もとても大切に考えお祝いします。
 今年のソルラルは2月8日で、2月7日から2月10日は祝日となり、土曜日も含めて最大5連休です。
実際1月1日よりも、この期間にお休みを取得し古里などへ帰省する人が多いため、交通機関はたいへん渋滞します。旅行会社によると、この時期の訪韓は避けた方と良いとのことですが、逆に韓国のお正月を体感できる期間でもあります。

中国では「春節」  シンガポールでは「春節」 インドネシアでは「イムレック」 ベトナムでは「テト」

以上の国では今年はソルラルと同じ2月8日です。
  (タイでは「ソンクラーン」で今年は4月13日で他の国とは異なります。)
 
 以下来年以降のソルラルの期日です。
2017年1月28日 2018年2月16日 2019年2月5日 2020年1月25日 2021年2月12日 
2022年2月1日 2023年1月22日 2024年2月10日

 ではなぜこのように旧暦の1月1日は、新暦を基準にするとずれてゆくのでしょうか?
それは新暦(グレゴリオ暦)が非常に正確な「太陽暦」で、地球の公転周期の平均値である約365.2422日をほぼ表しているのに対し、旧暦は月の満ち欠けの周期である約29.530日×12ヶ月を基準にしているため、1年でおよそ11日、3年で約1ヶ月ズレが発生します。このままだと暦と季節が合わなくなるので、一般的に19年に7回の「閏月」を挿入して修正していました。
 大ざっぱに言えば、このようなズレとその修正などから、旧暦の1月1日は新暦に対して毎年期日が変わります。

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