学校図書館書籍の紹介
発行所:(株)理論社
見た目は格好いいけれどちょっと自己中で、父親が経営する中華料理店を継ぎたくないために東京に行ってしまった「兄」。でも本当はとても良いヤツで、東京で過ごしているうちにその人間性の良さがどんどん行動に表れてきます。対照的に「弟」は、父親の後を継がなければという使命感から大阪に残り、周りの人から愛され続けます。しかし最後に予想外の波乱が・・。
随所に「関西弁」が表れ、吉本興業系のギャグや阪神タイガースも出てきて、やはり大阪ってそうなのかと思わず呟いてしまいます。そして、登場人物の全員が、思いやりがあって優しく個性的なので、読むにつれて心が安らんできます。こんなところが瀬尾先生のスタイルなのかなぁと感じました。疲れた時にのんびり読むのが良いかもしれませんね。
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