2017年2月16日木曜日

『あしたはひとりにしてくれ』   竹宮ゆゆこ さん著

図書館書籍の感想    発行所: ㈱文藝春秋

初めは、ちょっと悪ふざけし過ぎた「ギャグ」な表現に戸惑いましたが、だんだんツボにはまって、ページごとに3回はふきだしてしまいます。本当に面白いです。笑ってしまいます。

 超アットホームな家庭に養子として育てられた瑛人は、実は心の病を抱え、それをぬいぐるみのクマにぶつけます。ところがある日そのクマを見失って錯乱状態に陥るのですが、その行動が結果として運命(?)の女性への出会い結びつきます。やがて彼の心に大きな変化が・・。

 笑えるけれど、家族とそこに割り込む居候の会話や行動が、じんわりと心に響きます。個人的には、出番の少ないお父さんの短い会話とさりげない行動に親しみを感じました。


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